2012年4月1日日曜日

ウクライナ滞在記

今日は、2007年にウクライナに滞在したお話をさせてください。

なぜ、私が果てしなく遠い東欧の国、ウクライナへ滞在することとなったのかは

スカイプで知り合ったチャットの友達に会うためでした。

一年ほど、スカイプのチャットで連絡を取りあっていたウクライナ人女性、

オルガという名前の20才の大学生の女の子。

住まいはウクライナの首都、キエフ。

約三年勤めていた会社を退職し、失業期間を利用して彼女に会うために旅行に行ってきました。

自分の中では旅行というより、人生経験、一人で海外旅行を経験するためでした。

日本語も英語さえも通じない国での宿泊は辛いものになるだろうと予想していましたが

現地に一応知り合いもいるしという安心感もあり、出発前は余裕の気持ちでした。

しかし、想定していた以上に過酷な旅であったかと思います。

成田空港からのフライトでモスクワ経由でキエフ入りするプラン。

田舎住まいだった自分にとっては東京さえも未知の場所でありましたが

ロシア、ウクライナはもっと未知の場所でした。



東京からモスクワまではアエロフロートというロシアの航空会社を利用。

アエロフロートはスチュワーデスさんは美人だが、愛想はなく、

coffee or tea?の発音がロシア訛りで聞き取りづらかったので

聞き直したら不機嫌な表情を見せました。

フライト中、隣に座っていたのは中学生くらいのロシア人の女の子。

日本に一人で何の用事だったのだろうか。

向こうからしたら、この日本人こそ何の用事でロシアに行くんだろうと思っていたことでしょう。



10時間以上かけてようやく東京 成田からモスクワ シェルメチェボ空港に到着。


お決まりの無表情な乗り換え便受付嬢の案内を聞き、

ウクライナの航空会社の便に乗り換えなければなりません。


また、モスクワでは4時間ほどのトランジットの待ち時間があり、

空港内にて時間をつぶさなければいけません。

しかし、シェルメチェボ空港にはほとんどロシア語の案内版しかなく、

そのため早い段階で登場口を見つけ、時間より早めに並んでおこうと

数時間前から搭乗口近くで読書をしていました。

一応、英語のアナウンスは流れていましたが、これも聞き取りづらく

ストレスと不安が溜まる一方でした。


モスクワからは2時間ほどでキエフ入りができました。

隣に座った気さくなオジサンが着陸の前にガムをくれました。

高度が下がると耳が痛くなるのをガムで紛らわすためです。

私はサンキューといい、ガムを噛みました。


予定より30分ほど遅れて現地時間の夜12時半頃にキエフ ボリスポル空港に到着。

オルガとの待ち合わせは12時であったので遅れてしまったというあせりがあったのに

荷物検査に引っかかってしまいスーツケースをX線検査。

もちろん、怪しいものは何一つ持ち込んでないのですぐにOKが出ました。

クソッと思わず言ってしまいましたが、オルガの待つ空港ロビーへ。

ようやく笑顔で向かえてくれる可愛らしい女の子、オルガに出会うことができました。

ビデオ チャットの表情の通り、笑顔が可愛らしく

純粋そうで好奇心旺盛な感じの女の子でした。

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